50代におすすめの転職サイト・転職エージェント比較!目的別・男女別に解説
50代の転職にあたり求人数が多い転職サイトや転職エージェントを探していませんか?
筆者は約10年ほど採用担当を経験し、50代の採用も多く行ってきました。
その経験からお伝えすると50代は転職が厳しい年齢である一方で、経験を活かした仕事を探すことで好待遇求人も見つかりやすい傾向があります。
もし、経験を活かした職探しをしたい方は担当者がつく転職エージェントがおすすめです。無料で利用が可能です。
専門となるスキルや経験がない場合は、求人が豊富な転職サイトがおすすめです。
この記事では50代におすすめの転職サイト・転職エージェントやスムーズに内定を取るコツを掲載していますのでぜひ最後までご覧ください。
目次
50代の求人も豊富なおすすめ転職サイト
とにかく受けられる求人を見たいという方には転職サイトがおすすめです。
転職サイトは転職エージェントよりも短い求人掲載期間内に内定を出さないといけない構造になっています。
そのため採用意欲の高い企業がたくさん集まる傾向にあります。
50代に強いおすすめ転職サイトとしては以下の転職サイトがあります。
- Indeed
- FROM40
- リクナビNEXT
それぞれについて解説します。
Indeed
Indeedは業界最大規模の求人掲載サイトです。
そのため50代向けの求人も多くそろっています。
特にIndeedでは履歴書や職務経歴書を登録しておけば、複数の求人へどんどん応募が可能となります。
地方の中小企業では無料で求人掲載できるIndeedが企業側から重宝されている傾向にあります。
そのため、地方の求人を探したい方ほどIndeedの利用がおすすめです。
運営会社 | Indeed Japan株式会社 |
---|---|
求人数 | 3,344,578件※2022年4月調べ |
対応エリア | 全国・海外 |
厚生労働大臣許可番号 | – |
公式サイト | https://jp.indeed.com/ |
FROM40
FROM40はスカウト型の転職サイトで、対象年齢は40歳以上となっているミドルシニア向けの転職サイトです。
ミドルシニア層に特化しており、スカウトを待つタイプの転職サイトなのでスカウトを待ちつつ求人検索を行うことが可能です。
高い確率でオファーが届くので登録しておくだけでも情報収集に役立ちますよ。
運営会社 | 株式会社ダトラ |
---|---|
求人数 | 16,950件※2022年4月調べ |
対応エリア | 全国・海外 |
厚生労働大臣許可番号 | 27-ユ-302081 |
公式サイト | https://www.from-40.jp/ |
リクナビNEXT
リクナビNEXTは業界最大手のリクルートが運営する転職サイトです。
全国の求人に対応しており、求人数も多いため50代向けの求人も豊富にあります。
さらにスカウト機能がついているため職務経歴を丁寧に記載することでスカウトが来る可能性もあります。
未登録でも非公開求人以外は見ることができるため一度チェックしてみましょう。
運営会社 | 株式会社リクルート |
---|---|
求人数 | 59,040件※2022年3月調べ |
対応エリア | 全国・海外 |
厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-010258 |
公式サイト | https://next.rikunabi.com/ |
>リクナビNEXTに無料登録
経験・スキルを活かしたい50代におすすめの転職エージェント
経験を活かした転職には、転職エージェントの利用をおすすめします。
経験豊富な50代ではスキルの棚卸しだけではなく、企業がどう評価しているかを客観的に把握しなければより良い転職が実現しないためです。
転職エージェントに相談することで担当者が付き、経験やスキルを活かした転職の選択肢を幅広く提示してもらえます。
さらに書類選考に通過するための書類選考対策や面接対策もしてもらえるためスムーズに転職活動を進めることができます。
筆者が採用活動を通しておすすめできる50代向けの転職エージェントは次のとおりです。
- マイナビミドルシニア人材サービス
- ビズリーチ
- ハイキャリアならJACリクルートメント
- シニアジョブ
- リクルートエージェント
- doda
それぞれについて解説します。
マイナビミドルシニア
関東在住の50代におすすめの転職エージェントとして、マイナビミドルシニアがおすすめです。
マイナビミドルシニアは40代・50代・60代の転職支援をメインとしたサービスです。
塾の教室長や人事総務など年配者の経験が活きる求人をメインに紹介しています。
マイナビ自体の知名度が高いため大手企業や知名度の高い企業の求人も多数あります。
東京で対面面談をしたのちに求人紹介を受けることが可能なため関東在住者におすすめです。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
求人数 | 非公開 |
対応エリア | 全国・海外 |
厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-080554 |
公式サイト | https://mynavi-ms.jp/ |
ビズリーチ
ビズリーチはスカウト待ちの転職サイトです。
ビズリーチに経歴を登録すると企業の採用担当者や転職エージェントから求人のオファーがかかるマッチングサービスです。
50代となると職歴が長く、幅広い経験や深いスキルが伴います。
ビズリーチに職歴を丁寧に記載することで思ってもいなかった経験やスキルが評価され求人のオファーをもらえることが多くあります。
一度、登録すれば長期に渡り提案がもらえるため非常に心強いサービスです。
ビズリーチを有効活用するコツとしては
- 丁寧に職歴を記載する
- 週に1度はログインをして転職活動中である状態を維持する
という点です。
筆者も愛用していますが、思ってもいない地元企業からのオファーや転職サイトには掲載されていない求人オファーがくるため50代の方は絶対使うべきサービスです。
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
---|---|
求人数 | 71,829件※2022年3月調べ |
対応エリア | 全国・海外 |
厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-306019 |
公式サイト | https://www.bizreach.jp/ |
>ビズリーチに無料登録
JACリクルートメント
JACリクルートメントは年収600万円以上のハイキャリア向けの転職エージェントです。
50代で課長クラス以上の経験を積んできた方や、語学が得意な方は年収アップを狙える求人がそろっています。
年収が高い求人ほど、特殊な専門性や経験が求められたりニッチなポジションとなります。
そのためハイキャリアになるほど、求人選びが難しくなります。
JACリクルートメントでは転職エージェント型のため担当者がつき、転職者の経験・スキルを丁寧にヒアリング後、強みが活きるぴったりの求人を提案してもらえます。
ハイキャリア求人では常に求人が出ているわけではないためタイミングも重要です。
年収が高い人ほど求人サイトを見ているだけでは転職活動が進まないため、早めに相談しタイミングを逃さないようにすることが転職成功のポイントです。
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
---|---|
求人数 | 12,794件※2022年3月調べ |
対応エリア | 全国・海外 |
厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-010227 |
公式サイト | https://www.jac-recruitment.jp/ |
>JACリクルートメントに無料登録
シニアジョブ
シニアジョブはシニアの就職に特化した転職エージェントです。
50歳以上歓迎の求人を1,000件以上保有しており、年間600名以上の50歳以上の高齢者の方の転職を成功に導いています。
50代で転職活動をしてみたいけれど、どうすれば良いのか分からないという方はキャリアカウンセリングなどもありますのでぜひ活用してみてください。
50代の方から実際に選ばれている評判の良いサービスです。
運営会社 | 株式会社シニアジョブ |
---|---|
求人数 | 25,414件※2022年4月調べ |
対応エリア | 全国・海外 |
厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-307556 |
公式サイト | https://senior-job.co.jp/ |
リクルートエージェント
リクルートエージェントは業界最大手の転職エージェントです。
大手リクルートグループという強みを活かして求人を確保しています。
そのため求人や転職事例も豊富で50代の方にもおすすめです。
全国対応で立地もよく、総合的に利用しやすいサービスです。
運営会社 | 株式会社リクルート |
---|---|
求人数 | 397,927件※2022年3月調べ |
対応エリア | 全国・海外 |
厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-010258 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
>リクルートエージェントに無料登録
doda
dodaは関西在住の50代におすすめの転職エージェントです。
筆者は大阪資本の大企業で採用活動を経験してきましたが、dodaは人事課長などの年配者から信頼を集めており関西の求人紹介に強い転職エージェントとなっています。
人事の交流会でもdodaの評判はよく、関西の求人に強い傾向があります。
特に大阪で仕事を探している50代の方はぜひ活用してみてください。
運営会社 | パーソナルキャリア株式会社 |
---|---|
求人数 | 127,599件※2022年3月調べ |
対応エリア | 全国・海外 |
厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-304785 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
>dodaに無料登録
50代おすすめ転職サイト【男性・女性別】
50代男性・女性別におすすめ転職サイトを紹介していきます。
男性なら、「多少きつくても良いから男性向けの求人を見たい」と言う方もいるでしょう。
そんな方には、工場やイベント会場設営の仕事が豊富な転職サイトがおすすめです。
しかし、50代の女性の方であれば、体力に自信がない方もいるでしょう。
そんな方には、女性にとっても働きやすい職場を豊富に取り扱っている転職サイトがおすすめです。
このように50代の男性と女性でおすすめできる転職サイトは異なります。
次からそれぞれについておすすめの転職サイトを詳しく解説していきます。
【男性におすすめ1】ジョブコンプラス
ジョブコンプラスは工場・製造業に特化した転職サイトとなっています。
ジョブコンプラスの特徴としては高時給求人があることや、正社員登用ありの求人が豊富なことです。
スキルや経験がなかったとしても身体が健康で体力に自信のある方におすすめの転職サイトです。
寮に住み込みで働ける求人もあります。
【男性におすすめ2】タクQ
タクQはタクシー業界専門の転職サイトとなっています。
面接までの交通費が支給される他、内定が出たらお祝い金などもあります。
タクシー業界は50代でも若手とされるほど高齢者が多い業界なので50代から正社員を目指すことも可能です。
【女性におすすめ1】ケアジョブ
ケアジョブは介護職や看護職に特化した転職サイトとなっています。
ケアジョブの特徴として、登録すると担当者がついて転職活動のサポートをしてくれることです。
正社員だけではなく契約社員など様々な雇用形態の仕事があり、自分自身のライフスタイルに合った求人を探すことができます。
【女性におすすめ2】アデコ
アデコでは女性向けの求人も充実しています。
派遣の軽作業から事務まで幅広い求人があります。
自分自身のライフスタイルに合わせて求人を探したいという方におすすめです。
>アデコはこちら
50代は転職サイトと転職エージェントどちらを利用するべき?
50代の転職では、転職の目的に合わせて転職サイトと転職エージェントを使い分けるべきです。
工場や店舗などの労働集約型の求人を探したい方は、求人掲載型の転職サイトがおすすめです。
多くの求人票の中から自分が求める条件に合った企業に応募していきます。
もし、これまでの経験を活かして転職したい方や待遇改善を狙いたい方は担当者がつく転職エージェントがおすすめです。
求人数 | キャリア相談 | 選考対策 | 条件交渉 | オススメな人 | |
---|---|---|---|---|---|
転職サイト | ◎ | × | △ | × | 工場や店舗などの労働集約型の求人を探したい方 |
転職エージェント | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | 経験を活かしたい方 |
50代転職で重視される3つのポイント
50代の転職で重視されるポイントは、大きく分けて3つあります。
例えば、管理職経験があるかどうかです。
職場を引っ張れる管理職以外の人材は必然的に若手社員と同列で仕事をすることになるため、全く違った観点で採用されるためです。
このように、50代転職で見られるポイントを理解しておけば、転職の方向性も決めやすくなります。
具体的に50代転職でチェックされるポイントとして、以下の3つがあります。
- ポイント1:管理職経験の有無
- ポイント2:素直に若手と強調できるかどうか
- ポイント3:前職での経験に自信を持ちすぎていないかどうか
それぞれについて解説します。
管理職経験の有無
管理職経験の有無は50代の転職において大きな差になります。
管理職経験があれば「ちょうど管理職を任せられる人材がいなくて困っていた」という企業が採用するケースがあるためです。
反対に50代になって管理職経験がないと、高収入の求人に合格することは難しくなります。
管理職経験がない場合にはこれまでの経験を活かして専門職として求人を受けることで年収を維持できる可能性があります。
次で解説しますが、専門職を目指す場合には素直に若手と協調できるかどうかが重要となってきます。
素直に若手と協調できるかどうか
管理職経験がなく専門職として働く場合、素直に若手と協調できるかどうかが重視されます。
職歴が長くとも、管理職として転職できない限りは転職先の若手社員の方があなたより組織内では立場・役職が上なためです。
また、若手は仕事のあまりできない年配者には苦手意識を持ちやすいです。
50代に関しては自分より若い人を立てるような人の方が採用しやすいです。
前職での経験に自信を持ちすぎていないかどうか
50代の転職に関しては前職での経験に自信を持ちすぎていないかどうかが非常に重要視されます。
前職での経験は貴重な経験ですが、貴重な経験の全部を転職先で活かせるわけがないためです。
前職での経験に拘り過ぎて柔軟に仕事を進める姿勢がないと短期離職になる可能性もあります。
積極的に転職先に馴染める人材であることをアピールするようにしましょう。
50代転職の成功率を上げるポイント
50代が転職活動を乗り切り、良い企業に就職するためには、自分自身の強みを活かすことが重要です。
50代の転職は若手に比べると圧倒的に厳しいという現実があるためです。
50代で転職を成功させるためには、自分自身の強みをどう活かすかが重要になります。
参考:2019年(令和元年)雇用動向調査結果の概況|厚生労働省
厚生労働省によれば20代の転職成功率が41.7%なのに対して50代はわずか7.0%しか成功率がないとされています。
これまでの豊富な経験や、若手にはない強みやスキル、実績をしっかりアピールする必要があります。
50代の転職を成功させる具体的なポイントは以下の3つです。
- 強み・スキルを活かせる仕事を探す
- 人脈を頼る
- プライドを持ちすぎない
それぞれについて解説します。
強み・スキルを活かせる仕事を探す
自分自身の強み・スキルを活かせる仕事を探しましょう。
完全未経験として転職活動をした場合、企業はわざわざ50代を採用するメリットがありませんので若手を採用します。
そのため、自分自身の経験や実績、スキルの棚卸しを行い、それらを活かせる仕事を選びましょう。
自分自身の強みを活かせる仕事につき即戦力になれることをアピールすることが大切です。
自身の強みを抽象化してどんな求人に活かせそうかしっかり考えましょう。
強みが活きる仕事であれば採用される可能性があります。
人脈を頼る
50代の転職を乗り切るために人脈を頼るようにしましょう。
あなたの経歴や人柄を知っているため、マッチするポジションを紹介してもらえる可能性があります。
さらにリファーラル(紹介)での入社は一般的に定着率も高く企業側も安心して採用できます。
そのため、積極的に人脈に頼ってみましょう。
「転職を考えている」と伝えることで発展があるかもしれません。
プライドを持ちすぎない
50代で転職に成功するためには、プライドを持ちすぎず謙虚であることがとても重要です。
なぜなら、あまりにプライドが高いと、「若手と摩擦を起こして職場の雰囲気を悪くする」と思われ敬遠されるためです。
仕事に自信を持つことは良いことですが、過剰になってはいけません。
面接時には過度なプライドは捨てて挑んだ方が良いです。
ただし、良い意味でのプライドは面接時に持っておきましょう。
「この仕事だけは手を抜かずやってきたし、自信がある」というものは迷わずアピールするようにして下さい。
まとめ
今回は、50代におすすめの転職サイトについて解説しました。
50代におすすめの転職エージェントとして、以下の転職エージェントがあります。
- おすすめ1:マイナビミドル・シニア人材サービス
- おすすめ2:ビズリーチ
- おすすめ3:ハイキャリアならJACリクルートメント
- おすすめ4:シニアジョブ
- おすすめ5:リクルートエージェント
- おすすめ6:doda
「工場や店舗など労働集約型の求人を選びたい」という方におすすめの転職サイトとして、以下の転職サイトがあります。
- おすすめ1:Indeed
- おすすめ2:FROM40
- おすすめ3:リクナビNEXT
自分に合った転職サイトを選ぶようにしましょう。