医師におすすめの転職エージェント8社比較!利用するメリットも徹底解説
実績が多く評価の高い医師に強い転職エージェントがどこか探していませんか?
医局が機能している2004年以前であれば、医師は自分の希望に関係なく勤務する病院を選択させられていたわけですが、現在は新医師臨床研修制度によって医局が弱体化し、医師は転職エージェントを活用した転職の流れとなっております。
医師におすすめの転職エージェントは大手の転職エージェントに高待遇な求人が集まる傾向にあるため大手や知名度の高いサービスを選ぶことがおすすめとなります。
この記事では具体的な医師におすすめの転職エージェントを紹介していきます。
医師におすすめの転職エージェントを探している方はぜひ、最後まで読んでいってください。
目次
医師におすすめの転職エージェント8つ
医師の転職は、医師専門の転職エージェントを選びましょう。
一般的な転職エージェントでは医師の求人を取り扱っていませんし、あなたのスキルや経歴を評価することもできないためです。
その中でもまずは大手の転職エージェントを選ぶことをおすすめします。
求人が豊富なため、転職先を選びやすいですし何より事例が豊富です。
特に口コミ評判も良い医師におすすめの転職エージェントは次の7つです。
それぞれについて紹介していきます。
Dr.転職なび|入職後のミスマッチが極めて少ない提案力
Dr.転職なびは入職後のミスマッチを極めてなくすことに評判のある転職サービスです。
Dr.転職なびのコンサルタントは全員が医療経営士の資格を有しているという特徴があります。
そのため、医師と医療機関の双方の立場から接点を見つけ出し、医師の価値を最大限生かせる求人を紹介してくれます。
また、独自のアンケート調査から求人だけで把握できない情報まで共有してもらえ、豊富な判断材料からミスマッチを防ぐことが可能です。
極力ミスマッチのない転職をしたい方はDr.転職なびに一度相談してみましょう。
>Dr.転職なびはこちら
エムスリーキャリアエージェント|医師の満足度96%で業界No.1
実績重視ならエムスリーキャリアエージェントも注目してください。
なぜならエムスリーキャリアは医師登録実績が9年連続No.1である転職エージェントです。
さらに転職した医師の満足度も96%を超えており転職者に支持されている転職エージェントNo1のサービスです。
参考:業界最大級の医師転職サイトならm3キャリア|エムスリーキャリアAGENT
運営しているエムスリーキャリアはSo-net(ソニー関連のネットワーク企業)が出資して設立された企業です。
挑戦を求めたい方にもおすすめの転職エージェントと言えるでしょう。
>エムスリーキャリアエージェントはこちら
マイナビDOCTOR|マイナビが運営する医師特化型転職エージェント
マイナビDOCTORは美容系・自由診療系の求人が豊富な転職エージェントです。
なぜならマイナビ看護師との連携により求人をカバーしているためです。
さらにマイナビ薬剤師、マイナビAGENTと連携をしているため求人数も5万件以上と豊富です。
いきなり医療の転職支援をスタートさせたわけではなく地道に医療系の転職サービスを展開してきており、非常に安心して利用できる転職エージェントとなっています。
「当直少なめ」や「産業医」などこだわりから求人を探すこともできます。
>マイナビDOCTORはこちら
リクルートドクターズキャリア|医療関係者とのコネクションが非常に多い
人材紹介の巨人リクルートが運営するリクルートドクターズキャリアも合わせて相談することをおすすめします。
なんと40年以上前の1980年からサービスを運営してきたため医療関係者とのコネクションが多く求人も豊富なためです。
転職エージェントも過去に多くの事例を見てきたベテランが勢揃いしているため相談してアドバイスをもらうことで不安の解消や新たな選択肢が得られるでしょう。
リクルートグループであり人材紹介に強いということもありますが、、ネームバリューだけではなくしっかりと医療業界と繋がってきたから長く運営できているサービスです。
>リクルートドクターズキャリアはこちら
医師転職ドットコム|現場により近い「生の声」が聞ける転職エージェント
医師転職ドットコムは利用者満足度93%以上と非常に高評価な転職サービスです。
医師転職ドットコムのエージェントは直接病院に足を運んでいるため、より現場に近い「生の声」を知ることができます。
そのため、転職前後のギャップも少なく、納得して働ける環境の求人を紹介してもらえます。
サポートも非常に手厚いため、初めて医師として転職するなら登録して間違いない転職サービスですよ。
ドクタービジョン|医療機関と密な情報共有が可能
ドクタービジョンは調剤薬局大手である「日本調剤」を母体とする転職サービスです。
そのため医療機関と密な情報共有が可能であり、非常に濃い情報を知ることができます。
また、全国展開しており、都市部から地方まで様々な地域の求人情報を保有しています。
急な引っ越や、UIターンを考えている方にも非常におすすめの転職エージェントです。
民間医局|女性医師の転職サポートも充実
民間医局は医師転職からアルバイトの求人まで保有している転職サービスです。
特に女性医師の転職サポートにも力を入れています。
配偶者の転勤、出産・育児などのライフイベントを配慮したキャリアを支援するサービスを提供しています。
仕事も家庭も大切にしたいと考えている方は女性はもちろん男性の方もぜひ民間医局にご相談くださいね。
MRT|アルバイト情報も豊富
MRTは医師のための転職・アルバイト紹介システムです。
24時間365日対応しており、転職やアルバイト探しをサポートしてくれます。
スポットから定期非常勤まで独自の医局ネットワークから、最適なアルバイト先を選ぶことができます。
医師におすすめの転職エージェント公開求人数ランキング
医師におすすめの転職エージェントの公開求人数が多い順にランキングにしてみました。
できるだけ多くの求人から比較して検討したという方は是非参考にしてみてください。
※情報は記事更新日のものなため、求人数は最新でない可能性がありますがご了承ください。
※求人数は常勤・非常勤求人の合計であり、非公開求人は含まず計算しています。
1位:医師転職ドットコム|35,812件
医師転職ドットコムは紹介している転職サービスの中でも35,812件と一番公開求人数が多いです。
内訳は常勤が21956件、非常勤13,862件となっています。
地域や科目別にも詳細に絞り込める上にエージェントが非常に濃い情報を保有しています。
多くの求人を比較検討し自分に合った求人を探したい方に非常におすすめです。
2位:エムスリーキャリアエージェント|18,012件
エムスリーキャリアエージェントの公開求人数は18,012件です。
内訳は常勤13,277、非常勤4,735となっています。
利用者満足度が96%と非常に高いため、求人数とエージェントの質の両方にこだわりたい方におすすめです。
>エムスリーキャリアエージェント
3位:リクルートドクターズキャリア|14,328件
リクルートドクターズキャリアの公開求人数は14,328件です。
内訳は常勤10.392件、非常勤3,935となっています。
大手リクルートが運営するだけあり、求人を豊富に取り揃えています。
医療業界との繋がりも強いため、より詳細な情報を引き出すことが可能です。
>リクルートドクターズキャリアはこちら
医師が転職エージェントを利用するメリット3選
では、医師が転職エージェントを利用するメリットはどのようなところにあるのでしょうか。
具体的には以下の3つが挙げられます。
- メリット1:求人情報の量と質を充分に確保できる
- メリット2:条件交渉をしてもらえる
- メリット3:自分の市場価値が明確になる
順に解説していきます。
メリット1:求人の量と情報を充分に確保できる
医師が転職エージェントを利用することで求人情報の量と質を充分に確保できます。
医師の求人は個人で探すとなると多くを見つけることが難しくなります。
しかし、医師専門の転職エージェントなら個人では到底見つけられない量の膨大な求人を保有しているのです。
そのため、豊富な求人数から希望する条件によりマッチした求人を紹介してもらうことが可能になります。
また、病院に直接訪問しているため、表面的な情報だけでなく、より雰囲気が掴める濃い情報まで汁粉ができるのです。
メリット2:条件交渉をしてもらえる
転職エージェントを利用することで、病院側への条件交渉を代わりにしてもらえます。
転職するとなると待遇面で様々な希望があるでしょう。
しかし、直接条件交渉するとなるとなかなか言いづらいこともありますよね。
そこで、転職エージェントに希望する条件を伝えておくことで代わりに条件交渉を行ってくれるのです。
また、日程調整や書類の受け渡しなども代行してくれるためよりスムーズに転職活動を進めることができます。
納得のいく転職にするためにも妥協せずにエージェントに頼りましょう。
メリット3:自分の市場価値が明確になる
転職エージェントを利用することで自分の市場価値を知ることができます。
自分の市場価値を正しく理解している方はあまりいないのではないでしょうか。
市場価値を知らずに転職すると、知らぬ間に実際の実力よりも低い待遇で働いしまっていたというケースがあります。
医師専門の転職エージェントなら、業界に精通しており、様々なキャリアの人を見てきた転職のプロです。
そのため転職のプロから見た客観的な市場価値を教えてもらうことができるのです。
自分の市場価値を知っておくだけでも今後のキャリアに活かすことができるので転職エージェントに相談だけでもする価値はあります。
医師におすすめの転職エージェントの選び方
医師だけに限らず、転職エージェント・転職エサイトを選ぶ際には以下のポイントを押さえているサービスを選ぶべきです。
- 求人数
- 求人の質
- エージェントの提案力
以上3つが担保されているサービスに相談することで良質な提案を受けることができます。
いくら求人数が多くても、質の悪い求人ばかりでエージェントの提案力がなければ希望の条件の求人を見つけるのは難しいですよね。
また、自分の希望条件を明確にしておくことも大切です。
医師向けの転職エージェントと言っても、サービスによっては強みが異なります。
自分の希望に沿った提案をしてくれそうな、強みを持つ転職エージェントを選ぶことが良い転職をするための近道です。
とは言っても、求人数以外の情報は実際に利用してみなければ明確にわからない場合もありますよね。
次はそれらのデメリットを回避するためにも転職エージェントを賢く活用する方法を解説します。
医師におすすめの転職エージェントの賢い活用方法
医師が転職エージェントを賢く利用するにはサービスを複数利用しましょう。
なぜなら、サービスによって取り扱っている求人が異なるためです。
そのサービスごとにそのサービスでしか扱っていない独占求人をいくつか保有しています。
複数利用することである程度の求人を網羅できますし、質の良い求人も見つけやすくなります。
また、エージェントによって提案力が異なるのも事実です。
そのため、1つのエージェントしか利用しないと、その提案力が基準となってしまうため、提案力が低くても他と比べることができません。
複数利用しておけば、もし提案力の低いエージェントに当たってしまっても、
「以前相談したところよりも何か物足りないな」
と気づくことができ、エージェントを交代してもらうことができます。
交代が気まずくとも他に利用しているサービスを優先して使えばよいだけです。
ですので、筆者としては最低3サービス以上の利用をおすすめします。
医師の転職は難しい?医師こそ積極的に転職すべき理由3選
医師の転職は難しいというイメージを持っていませんか?
実は真逆で、医師こそ積極的に転職してキャリアアップする状況となっています。
それは次に説明する3つの理由が要因となっています。
- 医師が転職エージェントを活用して転職するのは当たり前となっている
- 病院も倒産する時代に突入しており転職は他人事ではない
- 若いうちに他の病院を知り経験を積むことも重要
それぞれについて解説します。
理由1:医師が転職エージェントを活用して転職するのは当たり前となっている
日本医師会の発表した病院における必要医師数調査結果において民間では医師が転職エージェントを活用して転職するのは当たり前となっています。
医師の転職方法のデータを見てみると医局を通じて転職した人が1番多い状態ではありました。
しかし、医師の転職で2番目に多いのは転職エ―ジェントを活用した転職です。
つまり転職エージェントを活用しての転職は非常にメジャーな転職方法となっているということです。
理由2:病院も倒産する時代に突入しており転職は他人事ではない
日経新聞によると、病院も倒産する時代に突入しています。
今後の人員整理を含めた転職は決して他人事ではありません。
参考:全国8割の病院で経営悪化 コロナで受信減響く|日本経済新聞
新型感染症の流行で病院に行かないお年寄りが増えた結果収入が厳しくなっている病院もあります。
社会情勢的にもいつ病院が倒産するか分からないため、転職を視野に入れておくことは非常に重要です。
1つの病院にしがみついて働くことは非常に窮屈です。
いつでも転職できるように準備をしておくことが大切です。
理由3:若いうちに他の病院を知り経験を積むことも重要
出来るだけ若いうちに他の病院を知り、経験を積むことも重要です。
いまの病院が倒産しても他の病院へ転職した経験があればストレスなく他の病院へ行けるためです。
反対に1つの病院でずっと勤務していたとすると他の病院に高齢になった際に移らなくてはならなくなったときに環境の変化から多大なストレスを受ける可能性があります。
一般的な転職市場でも新卒から20年以上働いてきたような方は転職しづらい傾向にあります。
1つの企業に慣れきってしまい、転職先で上手く順応して活躍すると判断しづらいからです。
医師も同様です。
1つの病院に慣れてしまうと、その病院の進め方が全てだと思いがちで転職先での進め方に慣れなかったり無理に押し付けて他の職員と溝ができてしまうことは多々あります。
若いうちに他の病院を知るのは転職が当たり前の現在、重要になっていることを理解しておきましょう。
ところで「なぜ、そんなに転職エージェントが流行しているの」と気になりませんか。
次は、転職エージェントが流行している理由について解説します。
医師による転職エージェントの利用はなぜ流行している?
医師による転職エージェントの利用はなぜ流行してきているのでしょうか。
実際に株式会社メンタルヘルステクノロジーズが行った医師913人に対しての調査によると、51%が転職エージェントを利用しています。
参考:医師913人に聞く「転職」に関する調査|PR TIMES
上述したとおり転職エージェントを利用した転職が流行しているのは、医局が弱まった結果だと考えられます。
具体的には、以下のような事実があります。
- 人事権を持っていた医局が弱体化傾向
- 小規模病院が独力で医師の採用をすることは困難
それぞれについて解説します。
人事権を持っていた医局が弱体化傾向
かつて医局は各大学病院や各系列病院の中で独自の人事采配を行うシステムを構築しており、医局が人事権を持っていました。
しかし、2004年に厚生労働省が新医師臨床研修制度という制度が導入されその結果、医局が形骸化してしまったためです。
実際、日本医師会では新医師臨床研修制度が導入された結果、地方の病院では人手不足が起こっているとも指摘されています。
参考:新医師臨床研修制度が医師不足顕在化の引き金に|日本医師会
医師はどうしても魅力のある都市部の大病院に集まってしまうため、地方では医師の確保が難しいという現状があります。
小規模病院が独力で医師の採用をすることは困難
以前は医局が実質人事異動などを行っていました。
そのため小規模病院でも系列であれば医師の確保は比較的計画的に進めることができました。
しかし現在は上述の通り医局が弱体化し、医師を採用するノウハウがない小規模病院は医師の確保に困っています。
一方で医師の転職に特化した転職エージェントでは医師の採用はもちろん、転職が成功したときのみ利用料を払えばよいため人気を得てきました。
具体的には転職エージェントは内定者の年収の1/3を報酬として病院に請求しています。
年収1,500万円の医師の場合は500万円を採用費として転職エージェントに支払う必要がありますが、病院としては採用が成功したときの支払えばよいため確実に採用でき人気があります。
このような医局の弱体化と転職エージェントの便利さから医師の転職は転職エージェントの活用が一般化してきています。
医師の転職エージェントについてよくある質問
医師の方が転職を考える際に、転職エージェントについて疑問に思うことがあるともいます。
そこで実際によく聞く質問に対して回答していきます。
医師の転職では転職エージェントを利用するべきですか?
自分で転職先を見つけられるなら利用しなくても大丈夫かもしれませんが、少しでも不安があるなら利用した方が良いです。
全国に医療機関は多く存在しますがその中から自分の条件にあった転職先を見つけ出すのは非常に難しいでしょう。
転職エージェントなら医療機関の内情や雰囲気といった求人情報だけでは知ることの難しい情報まで把握しています。
そのため、入職後のミスマッチを大幅に減らすことができる上に、向こうから求人を紹介してくれるので効率よく転職活動を行うことができます。
医師専門の転職エージェントは料金がかかるのでしょうか?
基本的に全て無料で利用できます。
転職エージェントは転職希望者の代わりに医療機関から報酬をもらうビジネスモデルなためです。
そのため、登録時や転職成功時に料金が発生することはありません。
転職者側はリスクがほとんどないため、積極的に利用していきましょう。
転職エージェントを利用することで個人情報が洩れることはありますか?
利用者の個人情報は転職エージェントごとに厳重に管理されているため、個人情報がもれることはまずありません。
転職活動をしていることを勤務先や上司に知られたくないですよね。
基本的に利用者の許可なく個人情報を利用されることはないでしょう。
どうしてもバレたくない方は、転職活動中は極力他言しないようにしておきましょう。
まとめ
今回は、医師におすすめの転職エージェントについて解説しました。
また、医師が転職エージェントを利用するメリットは以下の3つがあります。
- メリット1:求人情報の量と質を充分に確保できる
- メリット2:条件交渉をしてもらえる
- メリット3:自分の市場価値が明確になる
医局の弱体化などの様々な要因で転職エージェントが非常に強大化しているため、もしもあまり良い求人がないと嘆いている医師の方は転職エージェントを活用するようにしてみてください。